2023年7月19日に市川沙央さんが芥川賞受賞したことで話題になりましたよね。
市川沙央さんは難病の一つである筋疾患先天性ミオパチーを患っているそうです。
今回は、市川沙央さんの経歴や学歴、病気についてなど紹介していきます。
市川沙央のプロフィール
市川沙央さんのプロフィールから紹介していきます。
市川さんは現在ご両親と一緒に神奈川県で暮らしているそうです。
市川沙央の学歴・経歴
市川沙央さんの経歴についてまとめてみました。
1979年 神奈川県で生まれる
幼少期に難病のひとつ、筋疾患先天性ミオパチーと診断される
2012年4月 八洲学園大学に特修生として入学
2013年4月 八洲学園大学で正科生となる
20歳の頃から小説家を目指す
2023年 早稲田大学人間科学部eスクール人間環境科学科卒業
同年に 「ハンチバック」で第128回文學界新人賞受賞
同作で第169回芥川賞受賞する
幼少期から筋疾患先天性ミオパチーと診断された市川沙央
市川さんは、幼少期に筋疾患先天性ミオパチーと診断されたそうです。
筋疾患先天性ミオパチーとは、
骨格筋の先天的な構造異常により、新生児期ないし乳児期から筋力、筋緊張低下を示し、また筋症状以外にも呼吸障害、心合併症、関節拘縮、側弯、発育・発達の遅れ等を認める疾患。
この病気は治療法が見つかっていない難病疾患の一つだそうです。
症状は?
主な症状はこちら。
① 筋力が弱い、体が柔らかい、または発達の遅れなどの筋力低下
② 呼吸不全、痰が出しにくい、といった呼吸症状
③ 心臓の収縮能の低下や、不整脈など心臓の合併症
④ 食欲が落ちる、体重が減る
⑤ 側彎、関節が固くなる
⑥ 高口蓋、眼瞼が下がる、眼球の動きが乏しい
⑦ 知的障害、てんかん、などの症状
引用:https://www.nanbyou.or.jp/entry/4726
市川さんの場合は、
中学2年生の5月ごろには疲れやすくなって毎夜のように金縛りにあっていたそうです。
そして、念の為入院した翌日、病室でテレビを見ていたら眠るように意識がなくなりました。
目が覚めると気管切開されていた市川さん。
市川さんはそれ以降、寝る時は人工呼吸器をつける生活になったそうです。
市川沙央の学歴
市川沙央さんの学歴について紹介していきます。
八洲学園大学に特修生として入学していた
市川さんは2012年に八洲学園大学に特修生として入学されています。
この学校は、通信制の大学であり、市川さんは特修生として入学し、翌年には正科生になっています。
特修生制度とは、高等学校卒業程度認定試験を受けなくても大学入学資格を得られる制度。
早稲田大学を卒業している市川沙央
市川さんは、2023年 早稲田大学人間科学部eスクール人間環境科学科卒業しています。
早稲田大学の偏差値は、なんと68!
高学歴な持ち主なんですね。
また、卒業論文は、「障害者表象と現実社会の相互影響について」を提出。
この論文で市川さんは、小野梓記念学術賞を受賞しています。
小野梓記念学術賞とは、早稲田大学が設けている学生褒賞のこと。
20歳から小説家を目指していた市川沙央
市川さんはインタビューで、
20歳を過ぎて、世間では就職という年齢だなあ……と。家から出られない、話せない自分にできることは……と考えたとき、小説家になろうと思い立ちました。
https://book.asahi.com/article/14917541より引用
と語っています。
難病と向き合いながらの生活は私たちが想像がつかないくらい大変なことが多いと思います。
その中で、自分にできることは何か考えていたと語っていた市川さん。
すごく前向きで強い方なのだなと感じますね。
そこから20年以上も小説家として書き続けていたという市川さん。
何回落選しても諦めずに書き続けたそうです。
それにほかにやれることがあれば、そっちに向かえたかもしれない。
でも私には書くことしかない。自分にとって身体的に一番ラクなのが小説だった
2023年、市川沙央さんは、
「ハンチバック」で第128回文學界新人賞受賞、第169回芥川賞受賞と快挙をなしています。
その作品がこちら。
今回、芥川賞受賞の裏には、諦めない心で挑戦し続けた市川さんの努力が実ったんですね。
すごく素敵な方で応援したくなりますよね。
まとめ
いかがでしたか?
難病と向き合いながら、諦めずに挑戦し続けた市川さんの行動力素晴らしいですよね。
ますます応援したくなりました。
今後も市川沙央さんの活躍を期待しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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